近年、全国の地方銀行では、顧客ニーズの多様化や高齢者層への配慮を背景に、専門性の高いサービスが求められています。そのため、ローンや資産運用相談といった専門サービスを提供する様々な形態の店舗設置が進んでいます。
しかしその一方で、通常店舗では専門的な相談に対応しきれず、機会損失を招くケースも少なくありません。
本記事では、このような課題を抱える地方銀行が、bellFaceを活用することで、どのように顧客の利便性を向上させ、新たな提案機会を創出しているのか、具体的な事例を交えながらご紹介します。
課題:店舗の制約がもたらす顧客体験の低下と機会損失
- 最寄り店舗にてお客様が金融商品に関心を示しても、専門知識を持つ担当者がいないため、専門店舗への案内や再来店が必要なケースがあり、お客様に負担をかけていた
- 複数回の来店はお客様の負担となるため、購買意欲の低下や成約率の低下を招いていた
- 予約当日や直前のキャンセルも多く、事前に確保した担当者の時間を有効活用できず、人材リソースの無駄が発生していた
解決策
来店顧客の相談窓口をリモートチャネルで拡充し、最寄りの店舗でも気軽に運用相談が可能に
この課題を解決するために、最寄りの店舗の窓口にてbellFaceを活用して専門店舗と接続し、オンラインで運用相談を受けられるようにしました。
効果
- お客様の再来店の手間を解消
- 成約までの期間を短縮
- 自宅からもオンライン相談が可能に
お客様の状況やご意向によっては、その場で申し込み手続きまで完了できるようになり、大幅な時間短縮と利便性向上を実現しました。
電相談後、店舗の担当者から手続きに必要な書類を直接渡すことで、相談から申し込みまでの期間を大幅に短縮しました。
ご自宅にいらっしゃるお客様も、オンラインで専門的な相談を受けられるようになり、利便性が向上しました。
関連する導入事例
石川県をはじめとした全国各地に店舗/支店を展開するほか、お客さまのライフプラン・ローン・資産形成などに関するご相談を承る「マネープラザ」を、北陸三県に9店舗展開している、北國銀行様。
bellFaceを活用することで、これまでマネープラザに来店する必要があった相談業務を、オンラインで提供できるようになった事例を紹介しています。
プレスリリース:北國銀行にて「bellFace(ベルフェイス)」を導入、より便利でスムーズなオンライン相談窓口を開設
導入事例:株式会社北國銀行さま お客さまの多様なニーズに応えるため、相談業務をオンラインで実施できる体制を構築

まとめ
地方銀行におけるbellFaceの活用事例をご紹介しました。店舗の集約化や人員不足といった共通の課題を抱える地方銀行にとって、bellFaceは顧客との接点を維持・拡大し、営業効率を向上させるための有効な選択肢となる可能性を感じていただけたのではないでしょうか。変化の激しい金融業界において、本記事が皆様の銀行の持続的な成長を後押しする一助となれば幸いです。